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亀田興毅、大阪マラソンを完走!

亀田興毅が力走の末に一足早いクリスマスプレゼントを受け取った。前半をほぼサークリングに費やした亀田は、ラスト2ラウンドでようやく見栄えのいい連打をまとめてポイントを奪うが時すでに遅し。ラウンドマスト制において敗北は明らか……と思われたものの、ジャッジ二人の支持を受けスプリットデシジョンにて勝利。多くのボクオタの溜息を勝ち取ってみせた。

試合全体は(予想通り)極めて低調。追い足に欠けるルイスは先日の大阪マラソンと会場を間違えたかのようなランナー亀田を前に自慢の強打を炸裂させることが出来ず、お互いまともなクリーンヒットのないラウンドがいくつもあった。そんな中亀田のバッティングが実に効果的な場面もあり、結構露骨なそれをレフェリーはスルー。ルイスが強く出ていけなかった理由の一つとしてバッティング戦術があったことは間違いない。時々単発で良いヒットを奪ったルイスだが終盤になって何故か自分が失速。最後の(そして最初の)打ち合いで連打を浴び鼻血まみれとなって試合終了のゴングを聞いた。それでもルイスがセーフティリードを守ったというのが大方の見方だったはずだが、WBAのジャッジセレクトは万全だった。

 

「亀田史上最強の敵」に勝利した亀田だが、前途は相変わらず多難だ。今後も絶妙なマッチメイクとハートフルなジャッジを駆使しなければ勝ち続けることは困難だろう。一応次はモレノとやるように指令が出ているはずだが、なにせWBAのことなので当てになるものではない。

仮にモレノ戦が実現したとすれば更にハイレベルなマラソンが見れるかもしれない。試合はモレノが手数、ヒット数、ダメージ、リングジェネラルシップで圧倒するも亀田の軽やかな走りが評価され僅差の判定をモノにするだろう。